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たわしの帖

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映画『インフェルノ』を観る前後に原作小説『インフェルノ』を読むススメ

※この記事は2017年1月28日に加筆、修正しています。

 どうも。読者とスターが増えて嬉しい、映画を観る前に原作を読みたい派ブロガーの束子です。

 ダン・ブラウン氏による「ロバート・ラングドン」シリーズ*1『インフェルノ』が2016年10月に映画化されました。DVDとBlu-rayの発売は2月が予定されていて、現在予約の受け付けが開始されていますね。

 映画の原作が小説や漫画だった時、観る側はきっと原作を「読む派」と「読まない派」に別れるでしょう。さらに「読む派」は「映画を観る前に読む派」「映画を観てから読む派」に別れるのでは。

 私はこの記事の1行目にある通り、映画を観る前に読みたい派です。特に「ロバート・ラングドン」シリーズは絶対に映画の前に原作を読みたい!! と思い、本棚から引っ張り出して読んでいるところです。

 映画の前に原作を読むか、映画の後に読むか。……そもそも読むか読まないかはアナタ次第ですが、私は声を大にして申し上げたい。

 『インフェルノ』は映画を観る前後に読んだ方がいいぞ。

 なぜ観る前と後に読んだ方が良いのか。簡単ではありますが理由を書いていきたいと思います。

 ※作品を純粋に楽しんで欲しい為、この記事には小説および映画『インフェルノ』のネタバレは殆どありません。悪しからず。


映画を観る前に『インフェルノ』を読むススメ

純粋に「ミステリー小説」として楽しめる。

『インフェルノ』を含め「ロバート・ラングドン」シリーズの舞台は9割がイタリアです。フィレンツェの街並みやルーブル美術館、歴史的建造物も数多く登場します。

 私のように「飛行機が怖くて海外旅行なんてとんでもない!」「イタリアなんて行けるわけがない!」という人にとっては、読みながらシーンを思い浮かべるのが困難になる瞬間が時々ある。

 でも、全く問題ありません。ダン・ブラウン氏がロバート・ラングドンを通して街並みを感覚的に伝えてくれるので、割と簡単に想像することが出来ます。あと、表紙を開いてすぐのところに鍵となる建物や絵画などの写真が用意されているので、チラチラと写真を確認して読むことが出来るので安心です。

 そして何より、ストーリーの展開や設定が面白い。古代美術を利用しつつスパイ映画のような、最先端技術とも言えるような仕掛けやシステムもぶっ込んでくるので、ドンドン物語に引き込まれて読み進めることが出来ます。すんごく楽しい!

美術史の背景などを学ぶことが出来る。

「ロバート・ラングドン」シリーズに共通して言えることなのですが、本シリーズにはテンプル騎士団やキリスト教、美術史など私たちが知らない事柄や背景も描かれています

 今回もダンテの『地獄篇(インフェルノ)』を軸に謎解きが繰り広げられていて、作中には『地獄篇(インフェルノ)』を含めラングドン教授が携わっている象徴学に関する知識もちょこちょこ出てきます。

 娯楽として小説を楽しみながら宗教や美術、歴史の勉強も出来てしまう。そして映画を観る前に原作で知識を蓄えることで、劇中では描かれなかった所も「知識」で補える。『インフェルノ』を深く味わうなら、絶対に映画を観る前に原作を読んだ方が良いです。

映画を見た後で『インフェルノ』を読むススメ

イタリアの街並みや芸術の知識を思い浮かべながら、物語を追体験のように読むことが出来る。

 原作小説を読んでいないから映画は観ちゃいけない……なんて、そんなわけがありません。むしろ、映画を観た後も原作を読んで欲しい

 映画を観ることで、前述した文字で描かれたものでしかなかった事柄──ラングドン教授と美女が駆け回り、謎を解くべく奮闘した舞台であるイタリアの街並みや歴史的建造物の数々。謎解きのヒントとなった絵画や、スパイグッズを彷彿とさせるアイテム。そして何より、登場人物たちなどが映像ないし画像として頭に残ります。

 そして、映画を見た後で原作小説を読むと、それらの造形がイメージとして蘇り物語を追体験のように楽しむことが出来るのです。

 これがまた、非常に面白い! 特に作中に登場する絵画や、スパイグッズっぽい──でも一種の芸術品のように繊細な謎解きアイテムを映像で観て、それを思い浮かべながら読むと何とも言えない高揚感が味わえます。これ、あれだー!! あれがこうなってこうだったやつだー!!って。

 今回の『インフェルノ』は、冒頭に出てくる“骨で出来た、気のきいた棘”が一番見たいです。もう、絶対かっこいいやつやん。読んでで分かる。

何度だって楽しめる「ロバート・ラングドン」シリーズ、『インフェルノ』の小説も読むべき

 もう一度言います。『インフェルノ』は映画を観る前後で読んだ方が良い

 もしもまだ観てなくて、これから映画を観ようとしている人は悪いことは言いません。原作を読みましょう。既に観てしまった、もしくは読んでる暇がない! という人は、映画を観た後で構いません。読みましょう。『インフェルノ』含め「ロバート・ラングドン」は何度だって楽しめるミステリー小説です。

 恐らく映画だけを観た人の中には「?」と疑問に思う点があって、なんだかシコリが残ったなぁ……と感じる人がいるかもしれません。そんな人こそ、原作小説を読むべき。まるっと解決しますから、ぜひ。

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*1:『ダ・ヴィンチ・コード』(2006年公開)、『天使と悪魔』(2009年公開)