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たわしの帖

やれることをやってみるブログ

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映画『インフェルノ』は原作と全然ちがう!?ややネタバレありで解説してみる

サブカルチャー サブカルチャー-映画

※この記事は2017年1月28日に加筆、修正しています。

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 どうも、私です。映画『インフェルノ』を観てきました!

 いやぁ……ぐうの音も出ないほど面白かった。観た直後、こんなツイートをしてしまう程度には満喫いたしました。

 しかし、私は作品の冒頭からずーっと思っていたことがあるのです。

 原作と全然ちがうな。

 そうなのです。ちょっとビックリするほど、映画『インフェルノ』は原作小説と異なる部分がいっぱいあったのです。一体どこが違うのか。個人的感想を含めながら解説していきたいと思います。
 ※この記事には、映画『インフェルノ』のネタバレをやや含んでいます。



あらすじ

ラングドン教授に突き付けられた挑戦状、それは、アメリカの大富豪ゾブリストが、人口増加問題の過激な解決策として生み出したウィルス。
伝染病を利用した人口淘汰を目論むゾブリストが、詩人ダンテの叙事詩「神曲」<地獄篇インフェルノ>に隠した暗号コードとは?
人類を滅亡に導く陰謀を阻むため、ラングドンが挑む謎とは?

この謎が解けなければ、世界は“地獄”と化す──。
http://www.inferno-movie.jp/site/#!/『ストーリー』より引用

 ネタバレを含めて簡単に説明すると、

「ただでさえ環境を破壊して異常気象を引き起こす“癌”みたいな人間が、あまりにも増えすぎている。このまま人口が爆発的に増え続けたらヤバい。将来のために人口を半分ぐらいにパパッと減らそうず!」

などと言い出した大富豪であり生化学者でもあるバートランド・ゾブリストが、伝染病を利用した生物兵器を開発。とあるところにその兵器を仕掛けます。

 ダンテの叙事詩「神曲」の『地獄篇(インフェルノ)』になぞらえて実行された人類間引き計画。兵器の在り処を知るためにはフィレンツェを始め、各所に散らばった暗号を解いていくしかありません。

 その中で最も重要な鍵となる暗号──『地獄篇(インフェルノ)』を何故か所持していたロバート・ラングドン教授(記憶喪失)。救急搬送された教授を担当していた看護師シエナ・ブルックスと共に、謎の女暗殺者やらWHOやらに追われ命を狙われながら暗号を解き明かしていきます。

 果たしてラングドン教授は、ゾブリストの計画を阻止することが出来るのか……。

www.youtube.com


原作と映画はここが違う!(※ややネタバレあり)

展開が違う!!

 映画『インフェルノ』と原作小説を比べると、大筋は変わりありません。しかし、エンディングまでの展開や演出、重要な台詞を言うキャラクターなどが大きく異なります。原作を知っている人が観たら「え、こうなるの!?」「それアナタが言うのか!」ってなること間違い無し。

 そして、一番大きく異なるのがエンディングです。映画も小説も楽しんで貰いたいので、この件に関してのネタバレは一切しません。がしかし、「えぇぇ……マジかぁ……(※良い意味)」となります。もう全然、ぜんっぜん違います

登場人物が違う!

 登場人物も違います。容姿が異なるというのもありますが、「誰だお前!!」って奴が一名います。

 あと、原作ではそんなにしゃしゃり出ていなかった人が、映画ではしゃしゃり出ていたり。原作で引き篭もりがちだった奴が、映画でアクティブに動いていたり……などなど、異なる点が多く感じられました。


映画『インフェルノ』のここに注目!おすすめポイント

美しいフィレンツェの街並みや大聖堂、美術品などの数々に注目すべし

 やっぱりココですよね。フィレンツェを含むイタリアの街並みや大聖堂、美術館、暗号のヒントとなる美術品、遺跡などがどれも素晴らしい。行ってないけど、観ているだけでミステリーツアーに参加した気分になれます。

 さらに今回は暗殺者やWHOの追跡を免れるために、一般人なら知りもしない古い道や隠し通路も数多く登場。ハラハラの展開も相まって、面白さ100倍の演出になっています。

ダンテ「神曲」になぞらえた謎解きに注目するべし

 原作に比べると単純になっていますが、映画版の謎解きも十分楽しめます。

 というか、謎解きが単純化されて展開も異なっていることで、物語のスピード感がハンパないです。作品の前情報や美術に関する知識がない人でも、グングンのめり込める内容になっているのでは。

原作小説を読了済みなら、違いを堪能するべし

 原作『インフェルノ』を読み終えている人限定の楽しみ方ですが、小説と映画の異なる点を堪能する他に最大の楽しみ方はありません。原作が小説や漫画の場合、「原作で内容を知ってたから映画の面白さは半分」なんて現象が稀に起こることがあります。が、『インフェルノ』では、そんなことありません

 むしろ展開が展開なので、全く別の作品のように見えるかも。ここが違う! あのシーンがない! と間違い探しのように楽しむのも有りですよ。


原作を知ってても、知らなくても楽しい!とりあえず『インフェルノ』という作品に触れてみて!

 昨日の記事で「映画『インフェルノ』を観るなら、まず原作小説を読んだ方が良い」と言いましたが、

tawashino.hateblo.jp

実際には読まなくても大丈夫です。とりあえず『インフェルノ』という作品に触れましょう。

 いや、読んだ方が100倍……いいえ、1000倍面白いですよ? これは保証します。読んで観た方が面白い。

 しかし、暗号などは単純化され、ストーリーの展開もかなりスピード感があります。原作を読んでいない“まっさら”な状態でも十分に楽しめるでしょう。それどころか「ここが違う!」という余計な反応がないので、映画『インフェルノ』を真に楽しめます

 また、前述した通り、原作を知っている人は相違点を楽しむことが出来ます。きっと、見終わった後に「小説を読み直してから、もう一度観たい」と思うはず。実際、私は原作を読み終わったばかりにも関わらず、エンドロールが流れた瞬間に「小説を一から読んで、また観に来よう」と思いました。


映画『インフェルノ』をより楽しむならコレ

原作小説

 小説は欠かせませんね。本当に、何度も言いますが原作小説を読んだ方が楽しめますから。もし映画を見て「なんかしっくりしないなぁ……」って人がいたら、騙されたと思って読んでください。

「ロバート・ラングドン」シリーズ

『ダ・ヴィンチ・コード』


 10年前のトム・ハンクス……若い。ダ・ヴィンチブームの火付け役と言ってもいい作品。

『天使と悪魔』


 『ダ・ヴィンチ・コード』に比べると内容や展開の仕方、演出が現代的な印象。まさに『ダ・ヴィンチ・コード』と『インフェルノ』の間って感じ。