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私が『トラベラーズノート 2017ダイアリー』を選んだ理由

※2017年4月7日に加筆・修正しています。

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 『トラベラーズノート』に触らずには居られないブロガー、束子です。
 前回公開した記事では、たくさんのアクセスとスターを有難うございました! 読者さんも増えて嬉しいです。これからもどうぞ宜しくお願い致します。

 さて、今日も暇さえあれば『トラベラーズノート』を意味もなく撫で回しているわけですが。前記事では開封の儀とレビューを記しただけで、どうして『トラベラーズノート 2017ダイアリー』を選んだのかについては触れませんでした。

 なので、今回はレビュー記事の番外編的な感じで、何故選んだのか。他の手帳と比較した上で『トラベラーズノート 2017ダイアリー』を選択した決め手は何だったのかを書き綴っていきます。

手帳に求めていたものは何か

 選んだ理由を語る前に、手帳に求めていたものは何かを記さねばなりません。

いっぱい書ける

 まずはこれ。いっぱい書けること。
 私は予定よりも寧ろ、予定以外の物事を手帳に書き込むことが多いです。べ、別に予定がないとか、誰かと会う約束がないわけじゃないんだからね!

 というのも、結構忘れっぽい人間なのです。いつ何処に行ったとか、何をしたとか、割とすぐ忘れちゃう。ふと「あ、これ買っておこうかな」とか「ちょっと欲しいな」と思ったものも、暫くしたら「あの時欲しいって思ったもの、なんだっけ?」と思い出せなくなってしまう。なので、そういう忘れがちな物事を何時でも何処でも記録しておきたいのがひとつ。

 それからブログネタや本・映画・ドラマの感想、作ってみた料理のレシピ、納品した文章の数などなど、何かと“メモを取る”ことが多い。そしてブログや記事の構成を練るために“書く行為”をする機会も、また多い──アナログ人間だから手書きで。

 目的別にノートを用意して使い分けるのも良いのだけれど、そうすると何冊もノートを持つ羽目になります。何冊もノートを持たなきゃいけないなんて、ちょっとどころか、かなり面倒臭い。だったら手帳に纏めちゃえば良いじゃない! ──ということで、出来れば記述スペースが多くて、いっぱい色んなことが書ける手帳を求めていました。

側面インデックスとペンホルダー

 側面インデックスとペンホルダーは、利便性の観点から求めていました。

 今年使った手帳のレビュー記事でも、選んだポイントとして挙げています。
kimamalist.hatenablog.jp
 月間カレンダーをパッとすぐ開ける側面インデックスと、ペンケース要らずのペンホルダーの存在は強い

路線図

 これも上のレビュー記事で書いたんですけど、路線図って使えるんですよ。

 交通費や移動時間、乗り換え案内などは勿論アプリで確認します。アナログ人間でも、その点は文明の利器と技術にあやかりたい。迷子になっちゃうから。

 でも、出発する駅から目的地周辺の駅まで、どれくらいの距離があるのか。客観的に見るには路線図が一番です。Googleマップでも良いんですけど、建物の名称とか余計な情報が多いですからね。それに比べて路線図は電車情報だけ。一目で距離を体感できます。

2017手帳の候補だったもの

ほぼ日手帳

 私が手帳に求めているものの大半を満たしていて、2017年に使いたい! 欲しい! と思っていた「2017手帳」の候補のひとつは『ほぼ日手帳』でした。

www.1101.com

 定番ですよね。ほぼ日刊イトイ新聞さんが製作している『ほぼ日手帳』。有名人も数多く使っていて、公式ブックまで出てて、どんな風に『ほぼ日手帳』を使っているか写真を撮って公開している。みんな使ってる感がものすごい手帳です。

 1日1ページは、いっぱい書きたい人間としては非常に魅力的です。あと、単純に憧れる。みんな使ってるし、私も使いたいなー波に乗りたいなーって。ミーハー心が擽られます。

 あと、カバーの種類が豊富で、作りがしっかりしているのも魅力でした。実際にLOFTで手に取った時「こんなにカッチリしっかりしてるの?」と驚いたものです。ペンで手帳を閉じる仕組みにもグッときました。公式で革製のカバーが用意されていて、且つ私の好きなレザーショップ「HERZ(ヘルツ)」でも『ほぼ日手帳』カバーが作られている点も、『ほぼ日手帳』が使いたい理由でしたね。

www.herz-bag.jp

『ほぼ日手帳』を辞めた理由

  • 重い(かさばる)
  • 1日1ページを埋めるプレッシャー

 この2点は大きかったです。購入を検討してた文庫サイズは、大きさ的には良いんですけど、持ってみると意外と重い。あと、やっぱり厚みがある。実際に使ってみると、かさばって邪魔だなーという瞬間があるんじゃないかしらんと考えました。

 それから、1日1ページを埋めなきゃいけないプレッシャーが……時には何も書かない日もあるわけで、白紙ページが出来た瞬間にヘコむんじゃないかなって思ってしまったのです。

ジブン手帳

www.kokuyo-st.co.jp

 広告クリエイターの佐久間英彰氏が手掛け、日経新聞でも取り上げられ、何かと話題の『ジブン手帳』。これも候補でした。

 やっぱり、みんなが使ってるものって手出してみたいんですよ。ミーハーなもんで。ブロガーさんも「『ジブン手帳』デビューします!!」って人多いですし。

 それに「DIARY」「LIFE」「IDEA」の内、毎年変えれば良いのは「DIARY」だけ。残り2冊は引き続き使って良いというのが魅力でした。本リストや買い物リスト、路線図が標準装備なのも嬉しかったです。

『ジブン手帳』を辞めた理由

  • 重い(かさばる、3冊セットが特に)
  • 明らかに使わない機能が多い
  • 外で使いにくそう(特に立って書く時)

 文房具屋でサンプル見ちゃうと、感じざるを得ないんですよ。やっぱり。重い。3冊セットを立ったまま開いた時の不安定感が「机なきゃ絶対書けない」ってなる。

 あと、明らかにこれ使わないよなーって機能が多い。世界・日本地図とか、ジブン年表とか家系図とか、どうやって使おうか考えてみたけど何も浮かびませんでした。『ジブン手帳』は明確で確固たる“使用目的”がないとダメだ、ミーハー心だけじゃ空白ばっかでヘコむぞ! ってなりましたね。

『トラベラーズノート 2017ダイアリー』が候補になかった理由

 実際に『トラベラーズノート』を手に取るまで、私の中で2017年の手帳候補は『ほぼ日手帳』か『ジブン手帳』でした。欠点はあるけれど、それはもう致し方ないと。欠点も受け入れて愛用しようと考えていました。

 何故『トラベラーズノート 2017ダイアリー』が手帳候補になかったかというと、知らなかったのです。手帳リフィルの存在を。

 恥ずかしい話なのですが『トラベラーズノート』はずっと、革カバーのノートだとばかり思っていました。しかも“トラベラーズ”って付くぐらいだから“旅行のお供に持っていくノート”だとばっかり。

 なので文房具屋で見かける度に触っては「革カバーのノート良いなぁ……」と、そして同時に「ノートに3000円以上出すのは、ちょっとなぁ……」とケチなことばかり考えていたのです。恐らく、この記事を読まなければ『トラベラーズノート 2017ダイアリー』は、永遠に私の手帳候補に登らなかったでしょう。
blog.marswee.com

www.sukinamonote.com

『トラベラーズノート 2017ダイアリー』を選んだ理由

革が好き

 やっぱり、革が好き革製品はいいぞ

 ものすごく個人的な話ですが、わたくし革製品だいすきでございます。小学5年生の頃に児童館でヌメ革の栞を作ったのがキッカケで革の魅力に取り憑かれ、高校2年生の時分に革の財布を手にして以来「大人になったら持ち物は革製品で統一しよう」と思っているほど。現に財布だけでなく、ベルトやらカバンやら、いろんなアイテムを少しずつ集めています。

 日常で使うもの──特に小物系や文房具関係を革アイテムにすると、文房具を使う行為だけでなく、革の変化にもウキウキします。だから、革の手帳が欲しかった。もしかしたら財布よりも使用頻度の高い手帳ですから、「これぞ!」ってアイテムを持ちたかったのです。あと、お洒落なカフェで気取ったように取り出して、ドヤ顔したかったんだよね。

 前述した通り『ほぼ日手帳』には革カバーがあるし、いずれは……って思ってた。その“いずれ”が『トラベラーズノート』に手帳リフィルがあると知ったになったのです。

シンプルでスマートなデザイン

 『トラベラーズノート』の何が良いかというと、束子的には「一枚革」なところです。

 複数の革を繋ぎ合わせてない、ステッチもない、切ってゴムつけただけの簡素なデザイン──この潔いシンプルさが堪らなく心に響きました。余計なものなんて要らなかったんだ、ありのままの姿が一番良い。

 そして、レギュラーサイズでも大きく感じないスマートなところも◎でした。ちょっと荷物が増えても何処かに納められる細さが、とても素敵だなと。立ったまま書いても邪魔にならないし、見た目的にも格好良いのが最高です。

カスタマイズで機能が選べる

 「一枚革」に負けず劣らず魅力的なのが、自分の欲しい機能を選んでカスタマイズ出来るところです。

 不要なものを排除して、必要なものだけ揃える。この合理性は手帳には必須だと私は常々感じております。使わない機能はお荷物になっていけない。あと「使わなきゃ!」ってプレッシャーが辛い。

 その点『トラベラーズノート』は純正リフィルで機能を選ぶも良し、代用品を見つけて活用するも良し、自分で作成するも良しなので超便利。シーンに合わせて中身を差し替えることも出来るから、必要な時に必要なものだけを持ち出せるのも利点なんじゃないかと思います。

 あと、中身だけじゃなくて、リフィル増設の仕方やカバーの改造が出来る──しかもすごく簡単なのも魅力的。シンプルだからこそ自分好みの手帳に作り変えられるのが、既に完成された『ほぼ日手帳』や『ジブン手帳』には無い魅力なのかなと感じます。

まとめ

 『トラベラーズノート 2017ダイアリー』を選んだことに、一切後悔はしておりません

 買ってすぐ後悔すること自体、変な話かもしれないけれど。今までは何かしら「この機能要らないなー、失敗だったかなー」って点があったのです。でも、今回は全くない。加えてカスタマイズ術を検索したり、実際に手を加えるのが楽しくて仕方ない

 ほら、もうカスタマイズ始めちゃってますからね!

 リフィルまで買っちゃって!!

 それからカスタマイズだけでなく、今使っている手帳からの引き継ぎも兼ねて書き込みもしています。この記事の構成も、実は『トラベラーズノート』で行っていたり。今の所、書き心地や使用感に不満はなく、むしろかなり良い感じでございます。良い、最高

 次回『トラベラーズノート』に関する記事を書く時はカスタマイズの紹介や、実際に使ってみての感想をお伝えしたいと思います。以上、『トラベラーズノート』沼にハマりそうな束子でした。

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開封篇

カスタマイズ篇

レビュー篇